名古屋三重大阪いってやりたいことに書いたように、父方の祖母が急遽なくなったのでお葬式を開くことになり急遽実家に戻りました。
正直気持ちが整理されているのかはわからないし、なんかずっとよくわからないまま怒涛の数日を終えて、三重に来て空気を吸った時に「あ、わたし弱ってたな」って実感しました。
とりあえず今のメモ。
人の顔を見ないと死んだって実感は沸かない
電話で訃報を聞いても現実味がなかったのかあまり動揺しなかった私ですが、お葬式で父のスピーチを聞いた時、棺の中の祖母の顔をみた時、はじめて実感しました。
お化粧されて綺麗だったけど、時間が経って目の部分がくぼんだから?口が空いてしまったから?なんだか人形のようで「明らかにもう人じゃない」っていうのが伝わってきてその瞬間にずっと平然と挨拶回りしていたのにぼろぼろ泣いてしまいまいました。
父方の祖母は母方の祖母と違って、思い出なんかそんなにないはずなのにこんなに涙が出るのはなんだか不思議だなあとぼんやり考えていました。昔の彼氏とか、もう二度と会えない人なんて沢山いるのになんでなんだろう。
父があんなに苦労人だと知らなかった
父はすごく不器用で、未だにわたしと二人になると話す内容が「携帯電話の買い替え」「パソコンの設定」などしかないのですが、お葬式でスピーチを聞いて初めて父が苦労人だと知りました。
- 今回亡くなった祖母=父の母親は40の頃から人工透析
- わたしの父が入社した頃に、祖父=父の父親が病院で寝たきりに。
- 新卒で入社して以降、土日は付きっ切りで父親の面倒をみる週末
- 祖母は性格に癖があったらしく、透析の主治医と結構揉めたりしてその両者のフォローをずっと父がやっていた
- 結婚した私の母親も、結構癖が強くて、わかりやすく言うと永遠の少女(笑)みたいな感じ
というわけで、これらをこなしてきた父親すごい、って思いました。
実は入社した時も「毎日通勤列車のって毎日周囲に気を使うサラリーマン何十年もやってる父親スゴイ」ってなったのですが、改めてそう感じました。
本当は「鬱になるやつが悪い」なんて言わないでくださいで書いたような、母親に対する長年の思いやらなんやらを乗り越えて次のステップへ進みたいと思っていて(いわゆる「親との対決」。ご存知ない方は以下の本を読んでみてください。結構えぐいタイトルですが)
仕事の話とかも含めて両親に隠していることを父に話そうと思ったのですが、なんだか無理でした。ただでさえ苦労してきたのに、自分のことでこれ以上父に迷惑をかけたくないなって。
なんとなくわたしがいない方がウチはうまく回る気がした
上記の話とかぶるのですが、母親はよくも悪くも永遠の少女だし、私はそこがダメで母が苦手なのですが、そこの部分に救われている部分も父にはあるのかなあと。
喧嘩しつつもなんだかなんだうまく回っているというか。
大人になった今、批難を覚悟でいうと正直母としてはどうかなと思いますが、ちゃんと嫁タスクはこなすんですよね。最後の方は介護の愚痴も散々聞かされてきましたが、今回とか喪主の身内だったので、母は結構大変だったと思います。
そんな二人をみてると、母私間に確執があるだけだったら(というか一方的に私が苦手なだけだけど)私が適度な距離感を保てばいい話なんじゃないかなと。
もう実家のわたしの部屋はなくなって、泊まる場所もないし、帰ることも多分そんなに求められてないし、そんなに帰省しない方がいいのかもしれない。
人はあっという間に年をとる
今度は母方の祖父の話なんですが、軽度なアルツハイマーのようで、薬を3年も飲んでいるそうです。はじめて知りました。なんども電話してるのに…
環境が変わると夜中に歩き回ってそれを抑えるため頓服薬を飲んでいるそうで、着実に老化が進んでいるなと。ちょっとショックでした。母方の祖父は、長年お世話になっていてお父さんのような存在です。いじられキャラで、笑顔がかわいい、大好きなおじいちゃん。
意外に人ってあっという間に年をとりますね。
わたしもあっという間に大人になってしまったし、こうやってるうちにすぐ世代がかわっていくんでしょうね。
従兄弟が人生に悩んで鬱になりそうみたいなので叔母の相談にのった
ちょっとこれは話が逸れますが。
東京に従兄弟が進学しているのですが、浪人→滑り止めしか受からず、という流れで今の学部に入ったのものの「やりたいことがわからなくなった」系で悩んでしまって退学しようとして、親が止めたので休学に変えた、今再受験するか悩んでいる、とぴちゃんこれどう思う?
と割と深刻な顔で叔母から相談されました。こっそり。
とりあえず、
- 20すぎたら親がどうフォローしようがしまいが、本人の意志がないと意味ないから放っておけばいい
- メンタルやられてるって言ったけど、放っておけばいつかインターンやらバックパッカーやら何かしら動いて、「やりたいことがわからない」なんてどうでもいい悩みだと気がつく。大学生あるあるだからあまり気になさるな
- やりたいことは親は全力で応援してあげるべきだけど、お金の部分はもう大人なんだから自分できっちり払わせるべき、そこまでして再受験したいかも含めて
みたいなよくあるアドバイスを中心に、自分の病気のことも少し話しました。(身内には初めて。絶対秘密だよって念を押して。笑)
後日LINEで「すごく気が楽になった〜〜」と言ってもらえたので、こんな私でもなんかしら役に立てたっぽくてよかったです。あらためて、自分の進路を考えるいい機会にもなりました。
わたしが音楽とか、その他やりたいことに挑戦できるようになった大切な本。
死ぬまでにやりきりたいことリストの元になった本。
従兄弟にも勧めたいけど、「自分の母親経由で休学のこと知った従兄弟がオススメする本」なんて私だったら絶対読もうってならないので…(笑)
とまあこんなことを考えつつ、親戚一同への挨拶回りやら父の職場の方への挨拶への挨拶やらして(喪主の娘って意外にやることあるんですね。お骨運んだりする役割とか)、祖母の住んでいた部屋の遺品整理(結構しんどかった)をこなして、あと父親にSIMフリーのこと教えたり、パソコンの不具合直したりしていたらあっという間に2日間でした。
わたし自身鬱で昼夜逆転しているところで睡眠不足になりながらだったので「これ以上ここにいたら倒れてまう…!」と、逃げるように三重にやってきました。
しばらく友人家に居候して、生活リズム整え+気持ち整理してきまーす。