とぴ(@Topi__)です。こんにちは。
公園でゴロンとすると、そよ風で葉っぱが揺れていることや普段聞き逃してしまう小鳥の声などに気がつくことができて簡単に幸せいっぱいになれるので時々取り入れています。おすすめ。
さてここ2ヶ月くらい考えていたことなのですが、今月からちょっといろんな活動を控えめにして病気のリハビリに注力していきたいと思います。
ちょっと無理してでもやりたいこと最優先で動いてきた
昨年夏頃に鬱を発症してから「人はいつ死ぬかわからない」と強く思うようになりました。
もちろん最初の半年はそれどころじゃなくずっと寝たきりだったり本が読めないなどひどい状況でしたが、今年に入ってからは少し体力も戻ってきました。
何より自分の中で、ブログを書こう、行ってみたい場所に行こう、音楽をやろうといった「意欲」が湧いてきたことが嬉しく、医師の勧めもありやりたいことに挑戦し続けて来ました。
もちろん療養中だったので全てのことにおいて、かなり体調を考慮してスケジュールを組んでいました。
- 乗り物移動メインにすることで旅先での肉体的負荷を最低限に
- 連日で予定を組まない、入れても数日ごと
- 夜に予定がある日は次の日フリーにする
などなど。
それでも仮眠せずに過ごしきった週はなく「瞬間的に頑張って、前後でリカバリー」というのを繰り返していました。
本当はルーティーン、極力自身に負荷をかけない規則正しい毎日を過ごすのが正解です。
でもやりたいことがあるのに、それを我慢して大人しく過ごす…というのがわたしには耐えられませんでした。だって人なんていつ死ぬかわからないのに。
病気になると「体力」「気力」「集中力」「ストレス耐性」といったものが従来の半分以下程度になります。
「全然病気にみえない!」と周囲の人に言われたこともありましたが、その能力が落ちた自分を無理やり瞬間的に通常モード+αに持ち上げて、やりたいことをやっていたと思います。
当たり前ですが、違う場所にいく、新しいことを始める、知らない人と出会う、といったことは例えどんなに好きなことでもストレスがかかります。
それでも幸せでした。何もできず寝たきりだった自分が「やりたいことをやりきる」という充実感があったから。
この1年の過ごし方は一切後悔していませんが、振り返るとちょっと無茶もしていました。
リハビリに注力できると思った理由
9月以降「そろそろ本腰入れてリハビリ注力できそう」と思えるようになりました。
いろんな要因はあると思いますが、大きくみると「住環境」「やりたいことをやりきったこと」「自信」の3つに分けられるかなあと。
住環境を変えたから
今まで住んでいた場所は、東京の中でも都心of都心といった感じの場所でした。
電車がたくさん通っておりどこに行くのも便利なのですが、ふらっと出かけると激しい色合いの看板、高いビルで埋め尽くされた空、宣伝カーの雑音、高いヒールで着飾った女性たち、携帯片手に早足で歩くサラリーマン。
特に意識したことはなかったのですが、旅に出た時にそういうものに気がつかないうちに精神的にダメージを受けていることに気がつきました。
予定を立てて、外に出ることはできます。
でも「ふらっと外へ出かける」にはかなり精神的にハードルがありました。
スーパーへ行くのにも100人以上の人とすれ違っていたと思う。
普通の人でも疲弊してしまう環境で、は病気持ちのわたしにとってかなり辛いものでした。
先月から住んでいる場所は、なんの変哲も無い普通の住宅街ですが学生やファミリー層も多く「人が暮らす」街という感じです。
自転車で20分ほど遠征すれば、素敵な個人経営のカフェや飲食店なども多く、外へ出るモチベーションも上がります。
そういう「外出が苦にならなさそう、かつ外出モチベーションを上げてくれそうな街」を住まいに選んだことで毎日外出することが難なくできるようになってきました。
この「毎日」というのが社会復帰のリハビリにおいて大切なんです。
できない自分を責めるのではなく、環境から整えてゆくことの大切さを感じます。
やりたいことをやりきったから
他にも「やりたいことをやりきった」感があるから、というのも理由になります。完全燃焼、というのでしょうか…。
多少負荷をかけても9ヶ月ほどいろんなことに手を出し、特にずっと念願だった自分だけのCDのリリースやワンマンを終えて「もう人生やり残したことはないなあ」というところまで来ることができました。
前は次々と挑戦したいことが湧いて来たのですが、今は落ち着いています。
正直これが「環境変化のストレスによる欲求減少」なのか「やりきったから」なのかは区別がついていません。
でも、食欲や睡眠などが安定してきたことも考えると後者の可能性が高いと思います。
そして興味関心の方向が
「鬱を再発させないための仕組み作り(体力面・精神面)」にゆるやかに向いていると感じます。
正直リハビリは退屈ですし、好きなことガッとやって寝込むの繰り返しの方が個人的には楽しいです(笑)
ですが、どんな働き方をするにせよ今のままじゃ成立しないので
「ちょっと活動を抑えて、普通の生活を継続できる」をゴールを設定して動いていきたいと思います。
自信がついたから
病気の治療が割と順調に進んでいたわたしですが、今年の春頃に1度再発を体験しています。
やりたいことを次々実現していけることで調子に乗りすぎて、肉体的精神的に負荷を上げすぎた結果なのですが再び「涙が止まらない、動けない」という初期症状に戻ってしまいました。
当時は気がついていなかったのですが、これでかなり自信を喪失したような気がします。
「病気からもう逃れられないなら、こんな自分でも過ごせる場所や働き方を探そう」
そんな気持ちがあったのかなと。サラリーマン以外のフリーランスという働き方に興味をもったのもこの頃です。
実際にフリーランスが集まる田舎に移住して彼らがどういう働き方をしているのかを見てみたりもしました。
(少なくとも半年はいると思っていて、実際は2ヶ月しかいられなかったけれど)
当時は「好きなことを優先させる=サラリーマン以外」という考えだったのですが、実際に側で数ヶ月一緒にいて働き方をみていると分かることって沢山あります。
田舎という環境は予想通り病気に良い影響を及ぼした一方、働き方という面では「あれ、なんかこれって少し違うかも…?」とぼんやり思いだした矢先に埼玉への引っ越しが決定。
急な環境の変化はうつ病患者にとって最大のストレスになるのですが、なんだかんだ気分の浮き沈みを抱えながらも睡眠リズムを崩さずに様々な諸手続き、メンタルコントロールなど含めやりきることができました。
もちろんいろんな人の助けがあってこそ乗り超えられたことでしたが、正直自分のストレス耐性に驚きました。
こんなに回復していると思っていなかったのです。
そろそろ社会復帰できるタイミングかもしれない、と直感ですが思いました。
リハビリ内容
- 週に5日
- 働いていた頃と同様のライフサイクルで、
- 外で集中してデスクワークができる状態
を1ヶ月以上継続しないと医師から就業OKをもらえません。
瞬間的に頑張れる、じゃ駄目なのです。
私はやっと「起床時刻と就寝時刻を安定させる」「毎日外出できる」ができるようになったレベルなのでなかなかのハードルの高さです…。
ゴール設定をいきなり上記のようにすると必ずと言っていいほど挫折するので、プチ目標を設定して頑張っていくことにしました。
直近の目標:最低でも11時〜16時までは外出
- 家に戻りさえしなければ、場所を変えてもOK
- 過ごし方は、ジム、カフェ、図書館、公園など何でも良いが、家には戻らない
- 帰宅後に仮眠をとらないこと
これをレベル1として、これがこなせたら徐々に「外出時間を増やす、図書館やカフェなど仕事環境に似た環境比率を増やす」などハードルを上げていく…といった感じで進めていく予定です。
1週間継続できないのに次のレベルに進まないよう注意したいと思います。
リハビリにお金をかける
あとは上記の目標を達成するのにお金を惜しまないこと、でしょうか。
前リハビリをやっていた時はカフェ代が勿体なくて図書館ばかり行っていましたが、気分も乗らずモチベーションも下がります。
リハビリ期特有の、どうしようもない眠気に抗えず気がついたら眠っていることも。
最終的には図書館のような静かでつまらない場所で集中し続けられるようになりたいですが、治療代と思っていかなる手段を用いても日中外で作業できるようになりたいと思います。
ランチのご褒美なんかつけると意欲湧きますよね。時々はそうやって自分を甘やかして目標に向かえるように。
「達成しやすい環境作り」、とても大切です。
こうやって公開するのも、自分へのモチベーションを上げるためです。公開ダイエットと同じ要領です。
音楽もゆるっと継続します
もちろん音楽をやめるという訳ではありません。
というか、これがないと頑張れません。
「普通の生活を送れるようになる」ことを最優先させるだけで、やっぱり音楽はわたしにとって大切なものです。
でも好きなことを継続してやるためには、まずは病気で弱った身体を元通りにしないといけません。
そこにしばらくの間重点を置く、ということです。
今予定している音楽イベントもどれも全力でステージに立つ予定ですし、引き続きいろんな人に音楽を通じて出会えたらと思っています!
ではでは良い日々を。